火災時の安全性

7月下旬、都内のオフィスビル工事現場で、工事中のガスバーナーの火花が、ウレタン断熱材に引火したと思われる火災が発生しました。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、 怪我をされた方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。

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当社の断熱材「セルローズファイバー」は、主原料が紙ですので、ご心配されるお客様も多いかと思います。

今日は、当社製品の防火性について、ご紹介します。

まずは、製品の規格として、日本工業規格(JIS)でセルローズファイバー断熱材はどういうものか、防火性はどのレベルが必要か基準で定められています。

JIS A 9523「 吹込み用繊維質断熱材」/防火性基準:難燃3級合格のこと

では、可燃性である紙をどのようにして難燃性としているのか?

それは、難燃剤であるホウ素化合物を粉砕したファイバーに絡み付けているのです。

そうすることにより、可燃性の紙が、難燃性のセルローズファイバーとなるのです。

 

実際に燃やしてみたら、どうなるのでしょう!

火災現場に近い1000℃近いガスバーナーで燃やしてみます。

難燃処理により、表面が炭化する程度で、延焼の原因となりません。

また、避難の障害となる有害ガスを生じないことも特徴です。

(ホームページには、他の断熱材と比較した燃焼実験動画がございます)

http://www.jet-npl.com/pg50.html#anchor9

 

万が一に備え、火災時の安全性も、断熱材に必要な特性と考えるべきです。

住宅の購入を考えているお客様は、断熱材の断熱性能だけでなく、

あらゆる側面から、ご検討してはいかがでしょうか。

 

2018-08-08 | Posted in 断熱, 現場のことNo Comments » 

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