セルロースナノファイバーのまえに”ミクロ”をご紹介

こんにちは、

最近、新素材として、セルロースナノファイバーが話題になってますね。

再生可能な資源「木」の新たな可能性が期待されます。

 

「ナノ」ではありませんが、

今日は、セルローズファイバーの「ミクロ」の世界をご紹介します。

これは、セルローズファイバーの顕微鏡写真です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

平均繊維幅 約30μm

平均繊維長 約900μm

 

 

 

 

帯状の繊維が複雑に絡み合い、

小さな空気の粒を閉じ込めて高い断熱性を発揮しますが、

ココが注目です!

太い帯状の繊維から、ササクレの様な細い繊維が見えますね。

これが、より小さな空気の粒を閉じ込めることになり、

安定した断熱性能が得られるのです。

 

ちなみに、次の写真は、ロックウールの顕微鏡写真です。

一方方向に垂直な繊維の集合体にみえます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

一般的に無機繊維の断熱材は、低密度は熱伝導率が悪く、

高密度では、熱伝導率が良化します。

すなわち、施工密度により性能が左右され、不安定とも言えます。

 

セルローズファイバーは、複雑な繊維の絡み合いで、

低密度(25K)から高密度(60K)でも、

安定した熱伝導率(λ0.040)が得られます。

施工密度に左右されない訳です!

 

また、セルローズファイバーの安心が見えましたね。

これがセルローズファイバーのミクロの世界です! 笑!

 

 

 

2017-11-20 | Posted in エコ, 現場のことNo Comments » 

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